2010年05月

剪定した枝の矯正

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ワイン ~ぶどう畑での仕事~

剪定を終えたブドウの木は、樹液を均等に行き渡らさせ、新梢を均等に成長させる目的で、枝を急角度で曲げられます。この作業はBiegen(ビーゲン:曲げる)と呼ばれます。

 写真は、昔ながらの栽培方式、Einzelpfahlerziehung(アインツェルファールエアツィーウング:日本では『柱仕立て』等と呼ばれる)をビーゲンしたところ。枝を留めるために、柳の枝を使用しています。柳の枝は、伸縮性があり、ブドウの木には一番優しく、古くから使われています。 今日では、紙の巻かれた針金やプラスティックで出来たものなども使われます。

Biegen.jpg

剪定

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ワイン ~ぶどう畑での仕事~

一年で一番忙しいとき、収穫。 収穫が終わると、その慌ただしいときがまるで夢であったかのように、畑はひっそりとしています。葉も段々と落ちていき、夏のあの青々とした畑とは違い、畑の中に居ても端から端まで見通せます。

収穫の終わったブドウの木は、次の収穫に向けて不必要な枝を切り落とす作業、剪定が行なわれます。この作業は、ブドウの木が休眠している間(12~2月頃)行なわれます。

畑での作業も色々とありますが、この作業が、一年で一番重要な作業と言えるかも知れません。なぜならば、このときに選んだ枝の芽の数で、ほぼ収穫量が決まるとも言えるからです。勿論、その後の天候や、開花の状況にも大きく左右されますが。

剪定は、ただ枝を切っていけば良いと言うわけではなく、頭を使わなくてはならない仕事です。なぜならば、枝を選ぶときには、どの枝を選んでも良いのではなく、必ず二年目の枝から出ている一年目の枝を選ばなくてはなりません。また、同じ二年目の枝でもより状態が良く、より幹に近いものを選ばなくてはなりません。また全ての選択は、翌年の剪定のことをも考慮していなくてはなりません。

なぜ、剪定のときに残される枝が、二年目の枝から出ている一年目の枝でなければならないかと言うと、三年以上を経た枝および幹から出た、一年目の枝の芽からその年育つ新梢は、ブドウの実を付けないことが多いからです。二年目の枝から出た、一年目の枝の芽からその年育つ新梢には、通常2~3、多くて4つの実がなります。

このことから、このとき残す目の数により、おおまかな収穫量のコントロールができるということがお解かり頂けるでしょう。

剪定を終えると畑は、ますますすっきりしてしまいます。

何一つ視界を邪魔するものはないので、どこまでも見渡すことができます。

剪定のときに切り落とした枝は、更にある程度の長さにきり、作業道に規則正しく並べておきます。後々作業の邪魔になるこの枝達は、後日特別な機械によって砕かれるからです。

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